「三国志」にも登場する東洋医学 頭痛を鍼で治すシーンも
このように数々の伝説を残した名医ではありましたが、当時の曹操のもとでは医師の待遇が悪く、決して恵まれていたとは言えませんでした。
そんな状況に嫌気がさしたのでしょうか。曹操が首相にあたる「丞相」に就任すると、突然に職務を放棄し曹操のもとを離れます。ですが捕まり投獄され、果ては処刑されることになるのです。
弟子たちの呉普や樊阿により、彼が残した鍼の技術や五禽戯また漢方薬などは、今日まで伝えられ実際の治療に生かされているのです。そんな三国志の世界に思いを馳せながら、東洋医学の奥深さを改めて感じてはいかがでしょうか?