簡便・負担少・短時間…AI&デバイスを使った新たな認知症診断

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「現時点ではレカネマブなどの抗体薬(囲み参照)は認知症の初期段階でなければ処方ができない。そのため、いかに早く見つけるかが重要です」(山下准教授)

 現在行われている認知症の検査は、MMSEや長谷川式などの認知機能検査。これは「時間がかかる」「難聴だと困難」「コロナ禍においては感染リスクが高い」などの課題がある。

 新薬のレカネマブは、臨床診断に加えて、脳へのアミロイドβの蓄積が証明されなければ使えない。その検査として髄液検査やアミロイドPETという検査があるが、髄液検査は侵襲的で被験者の負担が大きく、アミロイドPETはレカネマブ投与の要否を判断する場合において保険適用になったものの、実施している施設は限定的だ。

 そこで現在開発が進められているのが、AIや多様なデバイスを活用した認知症診断。ポイントは、簡便、被験者&検査を行う側の負担が少ない、検査時間が短いなど。これらによって、速やかに認知症の診断ができるようになる。

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