体にあれほどの異常をきたす経験を経たからこそ、今の自分がいる

公開日: 更新日:

 仕事を辞めて、ふとタトゥーを入れたいと思ったんです。随分前に知人がタトゥーを入れているのを見て、めっちゃきれいと衝撃を受けたのが、どこかに残っていたのかもしれません。インターネットで見つけた彫師の方に会いに行き、足首にハスの花のつぼみに鳥が止まっているデザインを入れてもらい、その間、彫師と話が弾んで。

 当時古民家に住んでいたんですが、彼女(彫師)が遊びに行きたいと言い、そのまま2人で出かけるという謎の展開になったんです。そうやっていろいろ話しているうち、暇なら経理とかのバイトをしないかと誘われて。1年くらい続けているうちに、自分も「彫る」ということをやってみたくなり、タトゥーを学び始めました。

 アトピー性皮膚炎で家から一歩も出られなくなるような、自分にとって人生を揺るがすようなことがあったからこそ、現在の自分がいる。体にあれほどの異常をきたさなかったら、モヤモヤしながら公務員生活を続けていたかもしれません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…