物が歪んで見える「黄斑前膜」は40歳以上の20人に1人が発症…手術を考えるタイミングは?

公開日: 更新日:

自宅でセルフチェックできる

 ただし、手術による合併症のリスクを頭に入れておく必要がある。硝子体手術では手術時に網膜に穴(網膜裂孔)が開き網膜剥離を生じたり、感染を引き起こすリスクがあり、最悪のケースでは失明に至ることもある。黄斑前膜と診断されてもあまり慌てる必要はなく、手術を考えるなら、経験が豊富な医師とよく相談し、慎重に検討したほうがいい。

 自分は黄斑前膜なのではないかと不安な人は、自宅でできるセルフチェック法を試したい。

 普段から老眼鏡をかけている人は、かけた状態で図から30センチ離れる。一方の目を手で覆い、片目ずつ中心にある黒い点を見る。格子状の線が波打って見えたり、途切れたり歪んで見える場合は、黄斑前膜に限らず黄斑に生じる病気の可能性が高いという。

「近年、黄斑前膜の人は緑内障も発症しやすいことが報告されています。緑内障は日本の失明原因1位で、進行すると失明するリスクが高い。見えづらさを感じていたら、早めに眼科を受診してください」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主