梅毒の新規感染報告件数…7県がすでに昨年1年間の累積数を上回る
なお、感染研の数字と異なるのは、東京都の数字が保健所が報告を受理した件数に対して感染研の数字は医療機関が梅毒と診断した件数だから。 ちなみに東京都集計の第45週の梅毒の新規届出73件の内訳は、男性44件、女性29件。年代は10代3件、20代32件、30代18件、40代12件、50代4件、60代3件、70代1件だった。推定感染経路は66件が性的感染(同性間11件、異性間52件、両性間1件、性別不明2件)、不明7件だった。
ほかに、世界保健機関(WHO)が感染拡大の脅威を警告し、16日に米国内で初めてより重症化しやすいタイプ(クレードⅠ型=死亡率10%程度)の感染が確認されたエムポックス症は、第45週で新たに福岡で1件感染者が報告され、累計19件となった。感染が確認されたのは福岡県内在住の20代男性で海外渡航歴はないという。感染したのはクレードⅡ型(死亡率1%程度)で現在、症状は安定しているという。