「トランプ関税」が世界の医療現場を直撃してしまう
こういった事態におびえるのは医療現場にとどまらないはずです。
「とてもタフでスマートな国民」とアメリカ大統領が褒め称える日本の国民は、これから4年間、洗濯機の中の渦流で踊らされ続けるのでしょう。
政府では「国民一人一人に商品券5万円ぐらい配るのどうかしら?」とか「大統領の前で首相が安来節を踊るのは?」など策を練っているのでしょうが、まずはヘパリンの確保が必要だと私は思います。値段を吊り上げられた中古のトマホークやF35、パトリオット、オスプレイをいっぱい買って、こびへつらうのも効果的なのでしょうが……。
▽南渕明宏(なぶち・あきひろ)心臓血管外科専門医、医学博士。