<5>元気のない後ろ姿見送った…死を受け止める家族の苦悩
夫を見送った最後の朝は1996年2月14日、バレンタインデーだった。
「主人は午前0時までに帰宅することは少なかったから、この日も朝、『お父さん、はいチョコレート』って渡したんです。いつもだったら照れ笑いして『おまえもええ年してこんなもの買ってきて』と言うのに、この時は疲…
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