柔道・阿部一二三&詩も実践する「丁寧な暮らし」の意味に変化…背景には“悲しい現実”が
ミュージシャンで作家の辻仁成(65)が8日付の自身のブログで、元妻の中山美穂さん(享年54)の急逝を悼んだ上で〈日々を丁寧に生きる。いろいろなことがあって、それでも、人生は続きます〉などとつづっていた。
ネットニュースでもやたらと見かける「丁寧な暮らし」「丁寧な生活」という言葉。まあ以前から使われていたが、最近目立つような……。
「柔道の阿部一二三、詩さんの兄妹が、パリ五輪終了後のインタビュー番組で、メンタルを落ち着かせるために丁寧な生活を心がけていると答えたあたりから、復活してきた印象があります。一二三さんは洗濯物をきちんと畳むとか、家事も丁寧にやることで気持ちが落ち着くそうですよ」(女性誌編集者)
2大会連続の金メダリストがそう言うんだから説得力はハンパない。
「持続可能な社会を求められる今の時代にハマる言葉ですよね。手間暇かけて料理を作ることで、食材も無駄にしない。丁寧な暮らしをすることで結果的にロスが減って節約にもつながる。そのうえ、金メダリストから精神的にもいいとお墨付きまで得た。“最強”でしょう」と、前出の女性誌編集者は笑う。