連載10669回 しなやかな二枚舌 <2>
(昨日のつづき)
戦時中のわが国のアーチストは、たぶん愚直、という言葉が似合う精神構造の持主だったと思われる。良く言えば素朴、純情とも考えられるし、また批判的に見れば知性の欠如、勇気のなさ、など幼児的な精神構造が目立つようだ。一流の文化人たちが、軍刀を腰にぶらさげた写真を見る…
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