トカラ列島3日で200回以上の揺れ…南海トラフ地震の予兆か
南海トラフ地震に直結するわけではないが、安心はできない。そもそも、西日本で地震が増えているからだ。
■ユーラシアプレートが限界
「トカラ列島の乗るユーラシアプレートは、フィリピン海プレートに押されています。圧縮に耐えられなくなったユーラシアプレートがエネルギーを放出し、沖縄やトカラ列島を含む西日本で内陸直下型の地震が増えています。限界に達したユーラシアプレートが跳ね上がり、東は千葉・茨城から、西は台湾・フィリピンまでの『スーパー南海地震』が起きる恐れがあります。今回の群発地震は巨大地震の『呼び水』ではなくとも、予兆のひとつでしょう」(高橋学氏)
ちなみに、震度4を4回観測した「悪石島」の由来は「調べても定かではない」(十島村役場)とのこと。村史をひもといても不明らしいが、一説によると、「住み良い島だから、あまり人に来て欲しくないため、あえて人が避けるような名前にしたのではないか」(地元関係者)という。
地震が早く収まることを祈るばかりだ。