著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまが間もなく「筑付高」ご入学 “周囲の失態”で波乱含みの門出

公開日: 更新日:

■提携校進学制度を熟知した当事者

「永田氏はお茶の水女子大との間でこの制度を締結する時の学長であり、まさに当事者。その経緯は熟知している。2月の会見では、悠仁さまのために制度が設けられたのではないかという点については否定しながらも、納得いく説明はなかった」(宮内庁担当記者)

 だが、永田学長はこの件に関し、沈黙を通したわけではなかった。これまで悠仁さま以外にも制度を使って入学した生徒がいると強調した。

「若干名としているが、具体的な人数は一切、明かさなかったため、制度がブラックボックス化している疑念が生じた。さらに永田氏は制度を27年度まで延長すると表明。いかにも取ってつけたような感じで、逆に悠仁さまのための制度であったことを強く印象づけてしまったのです」(同)

 これだったら喋らないほうがよかったという声も聞かれるが、「永田学長は"オレがオレが"といったタイプでいつもひとこと多い」と、筑波大の教授の一人は話す。批判が出ていることを知ってか、3月24日の定例会見では永田学長は提携校進学制度には触れず、警備強化策についての話に終始した。いずれにしても、筑付高に通われる悠仁さまが周囲の大人たちに足を引っ張られることがないように願うばかりだ。

(取材・文=田中幾太郎/ジャーナリスト・「名門校の真実」の著者)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…