千葉南部震度5強 前日に続く“突き上げ”地震とイルカ集団漂流の不気味…専門家「今後は内陸直下型にも注意」
「首都圏は南側からフィリピン海プレートが東側から太平洋プレートが潜り込んでいますから、地震が起こりやすいエリア。特に千葉は相模湾から房総半島南東沖にかけてプレート境界で起こる地震など頻度は高い。今回は突き上げの地震で内陸直下型。プレート内部による地震だけに限らず、千葉には日本列島の成り立ちに影響を与えた新潟県柏崎市から千葉県に続く大断層線『柏崎千葉構造線』が走っていたり、房総半島南部にかけて東西に延びる鴨川低地断層帯などがあります。今後は海溝型はもちろん、活断層による内陸直下型にも注意が必要です」
そもそも、千葉県は、東日本大震災による「割れ残り」のリスクもある。その領域である南側は今後起こるとされる房総半島東方沖想定エリア。4月3日には同県一宮町の海岸で、体長約2メートルのイルカ30頭以上が打ち上げられていることもあり、不気味だ。