「結婚=NO就業」成婚できないアラフォー女性が洗脳される“昭和親”の価値観
たとえ年収が3000万円の男性でもアラフォーの妻が仕事もしないで趣味ばかりやっていたら、どうでしょう。そのうち彼は離婚を考えてしまいます。真剣交際を申し込んだ彼の年収は800万円です。私は「あなたが茶道と華道に専念する経済的な余裕はありません。あなたはお姫様じゃないんだから、昭和な結婚観を根本から変えない限り、結婚はできないです」と突き放しました。
最終的に彼女は理解し、結婚後も働くことを選択し、意中の彼と成婚できました。
一方で、親の価値観から逃れられずに婚活に苦労するケースもあります。38歳の会社員K子さんは、東大卒の41歳のキャリア官僚(国家公務員)とマッチングしました。
同世代で高学歴、高収入の申し分ない相手です。それにもかかわらず、K子さんの毒親の母親が「相手の親の学歴」にこだわって引かなかったのです。母親は「両親ともに大卒でないと認めない」というのです。彼の母親は高卒でした。
大学進学率は現在約55%ですが、婚活世代の両親の学生時代では30%台。両親がともに大学を出ている家庭は多くありません。説得してもK子さんの母親が頑なに反対します。2人は惹かれ合っていたし、K子さんは苦しんでいました。