真珠湾で戦死した米兵の身元が81年ぶりに判明…遺骨は故郷で埋葬される予定
1941年12月7日(日本時間8日)の日本海軍航空隊による真珠湾攻撃で大破、沈没した戦艦「カリフォルニア」に乗り組み、戦死した米兵の身元が、81年ぶりに明らかになり、注目を集めている。
米国防総省の戦争捕虜・行方不明者会計局(DPAA)が2日、「2022年5月23日に身元が最終的に特定された」と発表したのは、オハイオ州スチューベンビル出身のスタンレー・C・ガラシェフスキー海軍2等水兵(享年29)。
戦艦カリフォルニアには日本の艦上攻撃機の攻撃によって魚雷3本や800キロ爆弾1発などが命中して大破し、数日後に沈没した。この戦闘で同艦の乗組員計104人が戦死。遺体は米海軍職員によって回収され、最終的にホノルルの国立太平洋記念墓地に埋葬された。
18年、DPAA職員は分析のため記念墓地から身元不明の25遺体を掘り起こし、DNA鑑定などを行い、遺体のひとつがガラシェフスキーさんのものだと特定された。
遺骨は故郷スチューベンビルに戻り、11月3日に埋葬される予定だ。