(29)年末のご褒美家電に「ホットプレート」は? 買うべきポイントは“収納問題”
味は鉄板が大きい方がややいいと言えます。飲食店が使っている鉄板は厚みが1センチもあり、それをガスで加熱します。焼き物のポイントは途中で熱が下がることなく一気に焼くこと。厚い鉄板を使うのは蓄熱、温度を下げないためです。大きく厚いプレートはやはり蓄熱性がいい。しかし、重いと収納が大変。味か、収納か──。ハムレットばりの問題です。
この収納問題を甘く見てはいけません。うまく収納できないということは、出す時も手間がかかるため、そのうちに使わなくなるからです。これは高いお金を出して買った家電が使われなくなる理由のひとつです。逆に、この問題を解決したスティック型掃除機は、納戸収納を前提としたキャニスター型から掃除機の標準ポジションを奪ってしまいました。
ホットプレートといえば、昔から変わらないようですが、これまで各メーカーが工夫をしてきました。パナソニックは、熱源にヒーターではなく、IHを使用したこともあります。IHは電磁誘導加熱です。ヒーターで電気を熱に変え、その熱でプレート自体を加熱するのではなく、プレート自体が発熱します。その分、短い時間で焼くことができます。使ったことがありますが、本当にすぐ焼けました。