アナタは「話しかけやすい上司」ですか…“パワハラ未満”でうつ病が蔓延?

公開日: 更新日:

心が折れそうなビジネスマンが読む本」(SB新書)などの著書があるジャーナリストの中森勇人氏は「私自身、うつ病を患った経験から、話しかけやすい上司・先輩の存在は大きいと思いますね」と、こう続ける。

「うつ病は積み重ねでなるもの。悩みを打ち明けられる相手が職場にいるだけでガス抜きになりますし、予防につながる。うつ状態になって産業医に相談する場合もあるでしょうが、受診するとなると、医師に最初から経緯を話さなくてはいけない。イチから繰り返し説明しているうちに、嫌な記憶がフラッシュバックして、逆に気持ちが落ち込んだりするんです」

 診療時間にも限りがあるし、医師にうまく説明できない自分がもどかしくなることも。それがストレスになって症状が悪化したりするそうだ。

「うつっぽくなると、人間関係に関しても視野が狭くなりがちですが、利害関係の薄い他部署の先輩・同僚に相談したっていい。経緯を知ってくれていて、いちいち説明しなくても分かってくれる。そんな存在が会社にいてくれることが一番の“薬”になるんです」(中森勇人氏)

 アナタは話しかけやすい上司ですか?

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された