妻が雷に打たれて死んだのは学校の責任? フロリダの男性が5万ドルの損害賠償求め訴える
米フロリダ州に住む男性が、妻が落雷で死亡したのは学校当局のせいだと主張し、5万ドル(約750万円)の損賠賠償を求める裁判を起こした。
2022年8月18日、米フロリダ州ウインタースプリングスに住むニコル・テデスコさん(写真=バンフィールド葬儀社の公式サイトから)は小学校に2人の娘を迎えに行った。天候は荒れ模様で雷雨だった。下校時間になり、娘たちが学校から出て近づいてきた瞬間、ニコルさんに雷が直撃して死亡。娘2人と愛犬が重傷を負った。ニコルさんは42歳の若さだった。
たいていは「運が悪かった」と諦めるだろうが、ニコルさんの夫アンドリューさんは、ニコルさんの死はフロリダ州教育委員会の責任だとして裁判を起こした。一体どういう理屈なのか?
訴状によると、児童たちの保護者は「雨、雷雨、その他の異常気象から保護されていない状況で待つことを強いられた」と主張。さらにニコルさんが雷に打たれた時間帯、「激しい雨、雷雨、特に雷が突然発生する可能性があり、雷は予測可能なリスクだった」としている。
この訴訟は地元メディアはもちろん、米誌ピープルなどに報じられ、裁判所がどのような判決を下すかに全米の注目が集まっている。