犬や猫も花粉症に…つらいアレルギー性「接触皮膚炎」の改善方法は?

公開日: 更新日:

 春につらい病気というと、花粉症です。読者の方も薬でしのいでいる方が少なくないでしょう。実は犬や猫なども花粉症になることがあります。今回はペットの花粉症についてです。

 ヒトの花粉症はスギやヒノキなどが知られていますが、ワンちゃんは違います。動き回るエリアは地表から1メートル未満がほとんど。高所から飛び交う樹木の花粉よりは、地表に生える草や花などが飛ばす花粉や分泌物の影響が強い傾向です。

 ヒトの症状は、くしゃみや鼻水、鼻づまりなど鼻の粘膜に起因するもののほか、目のかゆみや充血など目の症状が中心でしょう。一方、犬にも鼻と目の症状がありますが、地表近くを動くせいか、草花に腹や肉球などが触れることで、アレルギー性の接触性皮膚炎に悩む方が多いでしょう。お腹や肉球が赤くなったり、腫れたりして、かゆくなるのが典型。そこをなめたり、かいたりしているうちに患部の状態を悪化させ、二次的に細菌が感染することもよくあります。

■別の病気でないかをチェック


 花粉症と診断するには、別の病気でないことを鑑別することが不可欠。その対象として多いのは、口の中の状態です。歯石が沈着したり、犬歯の根っこが緩んで鼻に向かって瘻管ができていたりすると、くしゃみが連発しやすい。鼻や上あごの炎症も同様です。花粉による接触性皮膚炎については、ノミなど寄生虫の影響でないことを確認することが欠かせません。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  2. 2

    “レジェンドアナ”近藤サトが明かしたフジテレビアナウンス室の実態

  3. 3

    「おむすび」は朝ドラ歴代ワースト視聴率濃厚…NHKは橋本環奈で何を見誤ったのか?

  4. 4

    江頭2:50は収録の休憩中「僕なんかがゲストですいません」と客席に頭を下げていた

  5. 5

    「Snow Man=めめ以外は演技下手」定着のリスク…旧ジャニのマルチ売りに見えてきた限界

  1. 6

    <第5回>大谷の父母「馴れ初め」は?直々に語られたエピソード「当時、僕は入社2年目で…」

  2. 7

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  3. 8

    江頭2:50が中居正広氏から“バイトCMの顔”を奪取!スポンサーからは絶大支持も地上波が敬遠するワケ

  4. 9

    窪田正孝の"スピ化"は妻か友人の影響か? 《やつれすぎてないか?》とファンやきもき

  5. 10

    Snow Man体調不安説浮上で初の国立ライブに暗雲…ささやかれる旧ジャニーズからの悪しき「働き過ぎ文化」の影響