グループホーム管理人はメチャクチャ楽、使える時間がたっぷりだが…大変なのは私的な相談
仕事は午後4時から翌朝10時までの18時間。報酬が1万5000円と高額なのは拘束時間が長いからだ。単純計算で時給833円となる。
管理人は午後6時までに食事を作り、利用者に料理をふるまう。食事時間は午後8時まで。その後の時間は自由に使い、翌朝4時に起きて朝食を作る。利用者が食べ終わったら片付けをし、10時に仕事が終了。面接を受けた部屋にテーブルがあり、ここが“食堂”だ。
「食材は協同組合が運んでくれます。料理は曜日ごとのレシピに従って作っていただければけっこう。寮母とはいえ、おふくろの味を工夫する必要はありません」
食事の世話が終わるとあとは何をしてもかまわない。食堂にはWi-Fiもあるのでパソコンも利用可。プリンターも使える。管理人が眠るための簡易ベッドも置かれている。
「仕事としてはめちゃくちゃラク。そのため募集をかけるとけっこう応募をいただきます。余った時間を小説の執筆や絵画、ウェブデザインなどアート系の趣味に使っている人が多いようです」
ただし注意点もある。深夜に利用者が「アパートの周辺の騒音がうるさい」「隣の部屋の物音で眠れない」と相談してくることも。その場合は寝床から起き出してトラブルに対処しなければならない。