大型住宅管理人は住民とのプライベートな会話は厳禁…人妻との不倫など期待することなかれ

公開日: 更新日:

公営住宅管理人編

「林山さん。大型住宅の管理人をやったらどうですか? 楽しそうですよ」

 知人の女性からこう言われた。テレビドラマでは初老の管理人が住人と親しく会話し、ときに人妻と不倫を味わう場面などを見かける。「何か良いことがあるかも」と淡い期待を抱いてある会社に応募した。

 訪ねたのは都内の公営住宅に管理人を派遣している会社。面接官は社長の倉橋氏(仮名)だ。仕事は午前9時~午後6時で、一日に2カ所の住宅を管理する。午前中に1カ所を終えて午後にもう1カ所に移動。実働8時間で時給は1400円だ。

 意外だったのはこの業界は人手が足りているということ。「重労働でないから応募者がけっこういるんです」と倉橋氏は言う。5階建てと6階建ての物件を上から下まで見回りして壁にひび割れや水漏れがないかを点検。電球が切れていたら脚立に乗って交換する。

 そのあとは事務所に戻って来客に対応。フリースペースを借りたがる住人に書類を書かせたり、入居を検討している見学客を案内したりと仕事は少なくない。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…