「お客さまがおっしゃられた」は二重敬語…では、どこがダメ?
①言葉そのものを言い換える
●お客さまが見た→お客さまがご覧になった
②言葉の前後に「お~になる」「ご~になる」をつける
●社長が参加する→社長がご参加になる
③語尾に「れる」「られる」をつける
●先輩が話した→先輩が話された
前記を踏まえた上で、「二重敬語」とは具体的にどのようなものなのか、2つのケースをみていきましょう。
(1)言葉そのものを言い換えた敬語に、「れる」「られる」をつけてしまう
×「お客さまがご覧になられた」→〇「お客さまがご覧になった」
×「お客さまがおっしゃられた」→〇「お客さまがおっしゃった」
×「先生がお越しになられた」→〇「先生がお越しになった」
などです。いずれも、言葉を言い換えた敬語に「れる」がついているパターンです。
(2)言葉の前後に「お~になる」「ご~になる」をつけた敬語に、「れる」「られる」をつけてしまう