NISAはタイムカプセルだ! 株価下落で解約増だが、やめてはもったいない
「思った値動きと違った」
「損失が小さいうちにヤメよう」
そう考えてしまったからだ。
だが、NISAというのは、そもそも株価下落を想定した投資手法。ドル・コスト平均を使って買い付け単価を低く抑える、というのが特徴だ。「株価が下落したから解約する」というワケの分からん想定にはなっていない。
要するに、投資でも何でも意志を貫くことが重要。シニアにとっては短い期間であっても、始めたからには、それを続けることが重要だ。
途中で投げ出すくらいなら、最初からヤラない方がいい。新社会人よ。会社に入ったからには、精根尽きるまで働いてみてはどうか。
「遭難したら下りたらダメ!」と言われても、乗りかかった船、とことん下ってやろうではないか──。
■10年後、20年後にフタを開けるもの
NISAに関しても、やり始めたからには続ける、というのが重要だ。だから途中の株価なんて見る必要はない。見たってどうせ分からない。10年後、20年後にフタを開けてどうなの? という世界である。
これは小学生のタイムカプセルと同じ。「あれっ、おかしいな? この木の下に埋めたハズなのに……」と、担任がグチるのも、いつものお約束。でも、そんなときは、「遭難しちゃいましたね」と、颯爽と笑い飛ばせばいい。