トランスジェンダーの“娘”を女子バレー部で活動させ停職10日…高校職員の処分めぐり全米で論議
処分に対し、ジェシカさんは「239日間にわたる調査と常に監視される状況が終わり、免職にならなかったことにホッとしました」とコメントした。
その一方で、「私が、娘のチームへの参加を決めたわけではありません。学校職員としてではなく、母親として、娘の『女性として認められたい』『部活に参加したい』という気持ちをサポートしたのです」と主張。その上で「トランスジェンダーの娘の母親であることを罰せられたのです」と、理事会の判断を批判した。
「法律は法律」「処分は当然」と理事会の処分を支持する声がある一方で、人権団体やLGBTQ+の支援団体からは、ジェシカさんを擁護する声や、「女子スポーツの公平性に関する法」自体がトランスジェンダーへの差別だと批判する意見も出ており、論議を呼んでいる。