高市早苗に「総裁の品位」みじんもなし…文書郵送も裏金推薦人もわれ関せず“居直り”連発
「権力者の自制を求めたい」──。ルール違反の指摘に被害者ヅラだ。自民党総裁選候補の高市早苗・経済安保相(63)が党の方針に反し、政策リーフレットを全国に郵送した問題を巡り、高市の秘書は18日、総裁選管理委員会に追加対応を求めた党執行部に猛反発。自ら矢面に立たないのは高市らしい「しぐさ」だが、彼女の居直り伝説の数々は総理・総裁に必要な「品位」をみじんも感じさせない。
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地元・奈良県庁で会見したのは高市氏の公設第1秘書の木下剛志氏だ。裏金事件への批判を踏まえ、総裁選管は「金のかからない総裁選」の実現のため、今月4日付で文書郵送の禁止を党内に通知。木下氏は通知前の8月中に発送を終えたと訴え、「執行部が総裁選に口を挟むこと自体あり得ない」「投票行動が変わり、公平性に欠ける」と執行部を批判したのだ。
これだけ強い調子で一秘書が執行部を糾弾するのは極めて異例だ。高市氏本人の意をくんだのは明白で、総裁選管に抗議を申し入れたライバル陣営へのいら立ちがにじむ。
木下氏の説明によると、郵送したのは年1回、夏ごろに後援者や選挙区・奈良2区の党員などに配る「国政レポート」。それを今回は全国の党員らに30万部強を発送したという。