米イリノイ州で14歳の少女が自転車事故…瀕死の重傷から救ったのは大工職人さんだった
米イリノイ州クリーブクールで14歳の少女が自転車事故で瀕死(ひんし)の重傷を負ったが、近くにいた大工職人の応急手当てのおかげで一命を取り留めた。
高校に入学したばかりのステファニー・パルスカさん(14)は8月15日夕方、帰宅した後、修理したばかりの自転車の試し乗りに出かけた。そして坂を下る際に、スピードを出し過ぎてしまい、自転車のコントロールを失い転倒。地面に叩きつけられた衝撃で、ハンドルのゴム製のエンドキャップが外れ、むき出しになった金属製のパイプがステファニーさんの右太ももの内側にグッサリ!
その結果、大腿動脈が切断され、大量の血が噴き出し、ステファニーさんは意識を失った。
この事故に気がついたのが、近くで作業をしていた大工職人のブラッドリー・クプリスさん(30)。
「まるでライフルで撃たれたようだった」というブラッドリーさんは、トラックから救急キットを取り出し、圧縮ガーゼを使って傷口を包み、救急隊が到着するまでの15分間、止血を続けた。この適切な処置のおかげでステファニーさんは失血死を免れ、現在、順調に回復している。
ステファニーさんは「できれば直接会って、お礼を言い、『あなたのおかげで私は生きています』と伝えたいです」と感謝の気持ちを込めて語った。