「大蔵湯」サウナは95度のボナタイプ 輻射熱が優しく、もう少しこの空間を楽しみたい
焼き鳥屋の女性スタッフに後ろ髪引かれた夜
銭湯を出て駅に戻り、「焼き鳥厨房 渋谷商店」で一杯飲もう。カウンターに腰をおろしたら、まずデュワーズハイボール480円。のどがカラッカラだけに、シュワシュワがたまらん。
さて、焼き鳥職人・佐藤薫さんオススメの極みハツ160円、極みレバー150円、軟骨ツクネ150円、キムチのせシイタケ串260円、スタミナ炒め550円を注文。ほどなく出されたレバーをパクッとやると、ぷりぷり肉厚で、レバー特有のウマミが口に広がった。津軽鶏を使った一本一本は塩が素材の味を引き出し、めちゃウミャイ。
スタミナ炒めは、醤油や焼き肉のタレをベースに豚バラ、キャベツ、ニラ、ニンニクの芽を炒めたもので、卵の黄身を混ぜながらいただくと、サ飯にピッタンコ。白メシを欲するが、のんべえが求めるのは新たな酒。キュートなお姉さん、お代わりプリーズ。
「隣の町田も面白いスけど、古淵もなかなかでしょ」と佐藤さん。店を出ると、ずっと見送ってくれた女性スタッフに後ろ髪を引かれた夜だった。
(イラスト・文=太田由紀)
■「大蔵湯」
(住)東京都町田市木曽町522
(℡)042・723・5664
(営)14~23時
(休)金曜日
■「焼き鳥厨房 渋谷商店」
(住)神奈川県相模原市南区古淵2-17-3 B1
(℡)042・707・0339
(営)17~25時(最終入店24時) 定休日・不定休