「立川湯屋敷 梅の湯」推定湿度30%の1滴オートロウリュで体感温度上昇。「10分は無理っス」
立川湯屋敷 梅の湯(立川)
JR立川駅北口から住宅街を7分ほど歩くと、梅の家紋の外壁が目にとまる。1940年創業の「梅の湯」は2006年にビル型銭湯に。下足ロッカーに靴を預け、券売機で入浴+サウナ代900円、レンタルタオルセット代200円を購入。フロントで券を渡す。
「毎週日曜日にコンフォートサウナのある1階とロッキーサウナのある2階が男女入れ替え制で、週替わりです」とスタッフに説明され、当日は2階が男湯だった。
約1万2000冊のマンガやフィギュアがズラッと並んだ階段を上がってのれんをくぐる。イ草床の脱衣場で服を脱ぎ、浴場にお邪魔しまーす。昭和モダンな浴室は、茶褐色のタイルに縦長の窓が並ぶ。リンスインシャンプーなどが用意されているのはありがたい。
地下約13メートルからの山井戸の地下水を使用した41度の白湯には、リラックスバスが2つ。1つは背中や腰、足裏に、もう1つは太もも・ふくらはぎにジェットが当たる。同じ湯船に別に3つのジェットがあって、ミドルは腰、ボディーは腹、ショルダーは肩をボボボボボ。水圧とともにぜい肉も飛んでいけーーー。
別の湯船も41度。バイブラ湯で、マイルドな電気風呂を備えている。
ドアを開け、露天エリアは竹柵で囲まれ、屋根がある。空は見えなくても、外気をしっかりと感じる。40度の広い露天風呂の向かいには、1人用の壺湯が2槽。40度の壺にどっぷりつかってア~ビバノンノン♪ さぁサウナに参りましょう。
ドアを開けた途端、すごい熱気に包まれた。丸太の柵で囲まれたガス遠赤外線サウナヒーターの上には、サウナストーンがゴロゴロと。ヒーターを囲むようにL字2段ベンチが設置され、定員は10人ほど。キレイにマットが敷かれた上段ヒーター寄りにどっこいしょ。ヒノキの丸太壁で山小屋風の室内は、90度とほどよい熱さでも、とにかく湿度が高い。30%は軽く超えていそうだ。
「室内は年中、メンテナンスしています」と3代目・佐伯雅斗さんが話すように、キレイな室内はヒノキの香りが広がり、落ち着くが、いかんせん高湿度ゆえ3分もたたずに全身から玉汗が噴き出してきて、5分でダラッダラになったゾ。
ヒーター横のテレビを見ながら耐えていたら、ストーンがライティングされ、天井から水が1滴ポタリ。ジュッと音を立てると、ストーンから白い蒸気が立ち込める。この5分ごとの1滴オートロウリュが体感温度をググッと上昇させ、1セット目は7分でチーン。