コンビニから消えゆくイートインと雑誌書籍スペース…アパレルやクレーンゲームらが新機軸に
ファミマは今後、オリジナルアパレルのコンビニエンスウエアの売り場拡大のほか、トイレットペーパーや洗剤など生活必需品の品揃えを強化していく。
「ファミマが強化しているアパレルは、ある程度品揃えが必要な商材です。今のところ売れ筋は靴下やハンカチのようですが、商品ラインアップを増やして若者以外の出張族や旅行客に訴求していくほか、長時間営業の強みを生かしてハードルは高いものの、ユニクロなどファストファッションに挑んでいくのではないでしょうか」(渡辺広明氏)
イートインのようにコンビニから消えつつあるのが雑誌、書籍スペースだ。来年3月、出版取次大手の日販はローソン、ファミマの計3万店のうち、雑誌や書籍の配送を2万店まで縮小。コンビニは、店内構成を大幅に変えている途上にある。
「ローソンが今年3月から展開を拡大しているのがクレーンゲームコーナーで、これ目当ての来店客がいるなどとても好調で、25年度中に約1000店舗まで広げる見通しです。コト消費など、これまで提供してこなかった商品サービスの展開余地はまだありそうです」(渡辺広明氏)
コンビニはどこまで進化するのか。