著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

コスモス薬品(下)「刺し身も売る」ドラッグストアになれるのか?

公開日: 更新日:

 ドラッグストア業界は大再編の渦中にある。イオン主導で子会社のウエルシアホールディングス(HD、2025年2月期の売上高は1兆2870億円の予想)とツルハHD(25年5月期の売上高は1兆800億円の予想)が27年12月末までに経営統合する。売上高が2兆円を超えるメガドラッグストアが誕生する。

 かつてドラッグストア業界の盟主だったマツモトキヨシは、統合会社マツキヨココカラ&カンパニー(25年3月期の売上高は1兆500億円を予想)の誕生で、ウエルシア=ツルハ連合を追う。さらに、コスモス薬品(25年5月期の売上高は1兆370億円を予想)も1兆円クラブに名乗りを上げた。

 ドラッグストア業界はコンビニエンス業界と同様に、大手3社に集約されるとみられている。ウエルシア=ツルハ連合、マツキヨココカラに続く大手3社の一角にコスモスが食い込むことができるかが注目だ。

 コスモスは7月18日の決算説明会で、横山英昭社長が出店戦略や他社が強化している生鮮食品の販売に関する見方について語った。ダイヤモンド・オンライン(7月22日付)が質疑応答を報じた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言