「維新惨敗」情勢に吉村府知事が焦り…公務そっちのけ衆院選シフトのえげつなさ

公開日: 更新日:

 解散直後の週末12日から14日まで北海道、神奈川、東京、秋田、新潟に出向き、15日は大阪、16~19日は兵庫に張りつき。20日は京都と滋賀、翌21日は大阪、和歌山、奈良でマイクを握り、23日から大阪府内をシラミ潰しにはいずり回っている。

大阪万博は控えめアピール

 芸人顔負けの「俺やで!」アピールだが、悪評ふんぷんの大阪・関西万博については歯切れが悪いようだ。

「行く先々で教育無償化の必要性などを訴える一方、万博については『半年後に開催するんで来てや~』と呼びかける程度。『僕が万博の批判を受けます』と威勢はいいものの、大々的なアピールは控えた“万博隠し”のようです。『社会保険料も税金も高い』『政治家が腹くくって改革しなきゃ』と演説でぶっているので、税金を湯水のごとく使った万博は具合が悪いのでしょう」(大阪府政関係者)

 肝心の万博チケットの売り上げは9月末から530万枚→605万枚(10月2日)→714万枚(11日)の大幅増から一転、経済界に押し付けた700万枚に到達したからか、720万枚(18日)→727万枚(25日)とペースダウン。

 吉村知事、もっと万博を隠さずアピールした方がエエで!

  ◇  ◇  ◇

 維新は牙城すらグラグラだ。政党や各メディアの情勢調査などを見ると、激戦が実に15選挙区にも上る。【一覧付き】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    MLBやトランプびいきのFOXまで「頑張れ大谷!」 米国人の敵愾心はハンパなくても背に腹は代えられず

  2. 2

    松重豊が明かしていた強烈プロ根性 「孤独のグルメ」10年以上でも太らない理由は「意識」

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    松重豊以外も食べる! テレ東「それぞれの孤独のグルメ」に賛否両論…映画化区切りに“五郎さん引退説”も

  1. 6

    バスケ男子代表PG河村勇輝 NBA生き残りは《172cmの低身長生かした防御力》がカギ

  2. 7

    自民裏金議員「落選濃厚」20人リスト…非公認6人+比例重複なし14人が“ドボン”の瀬戸際

  3. 8

    巨人阿部派コーチ全員集合で…辞める?配置転換?二岡ヘッドの処遇が宙ぶらりん

  4. 9

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い

  5. 10

    逆風の石破自民「重点選挙区40」の波紋…残り5日“守りの選挙戦”で勝てない候補を切り捨てか