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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

激戦州ペンシルベニアで目撃した新たな“分断”民主党のブルーがパープルに、そして共和党のレッドになった日

公開日: 更新日:

 米大統領選で共和党ドナルド・トランプ前大統領が当選確実となった。予想に反しハリス氏を大きく引き離す強さを見せたことが、驚きを与えている。

 その背景には、これまで伝統的に民主党支持と考えられていた地域が、共和党支持に急変した、つまり民主党のブルーから共和党レッドになったという現実がある。

 今回取材した激戦州ペンシルベニア州は、かつてはブルーウォールと呼ばれる民主党の大票田のひとつだった。中でも東部のバックス郡は、2020年にはバイデン大統領を選出している。ところがここ数年それが急変しているという地方紙の記事を目にし、投票日当日に訪れることにした。

 バックス郡レビットタウンの投票所であるミル・クリーク小学校は、川や林に囲まれた広大な敷地に立っている。周囲の芝生にはトランプ、ハリス両候補の立て看板がずらりと並ぶが、心なしかトランプの方が多いように見えた。

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