英ヨークシャーの男性が、見知らぬ少女への腎臓提供を決断した理由
英ヨークシャー州タッドカスターに住むアンディー・エモットさん(55)という男性が、腎臓移植を必要としている少女アンバーさん(11=姓は非公開)に自らの腎臓を提供した。この決断の背景には、アンディーさん自身が体験した悲劇があった。
アンディーさんの実の娘のサラさんも生まれつき先天性ネフローゼ症候群など腎臓の病気に苦しみ、ずっと入院生活をしていた。地元のサッカークラブ「リーズ・ユナイテッド」や多くの人々の支援もあって、サラさんは腎臓の移植手術を受けられたものの、その約1年後の2021年9月、わずか8歳で亡くなってしまったのだ。
アンディーさんは、アンバーさんのことを知った時、すぐにドナーになろうと決意した。そして検査の結果、完全にマッチすることが分かった。
アンディーさんは地元メディアに「私の娘も見も知らぬ親切な方から腎臓の提供を受けたのです。だから今度は私の番です。娘とアンバーさんの間に共通点がたくさんありました。マッチして本当に良かった」と語った。
手術は先日行われ、無事に成功。アンディーさんはすでに退院したという。アンバーさんが健康になりますように!