愛子さまに、佳子さまご結婚後も皇室に残る案が進展も…皇族数減少の課題にご本人の意思は?
10日、衆参両院は与野党会議を開き、旧皇族の男系男子の養子縁組を認める案について意見が交わされた。これについて、安定的な皇位継承や皇族数の確保のため、自民党や公明党、日本維新の会、国民新党が養子縁組案に賛成している。一方で、対象者の意思確認ができていないことから立憲民主党が慎重姿勢のほか、共産党は女性天皇を否定するものと反対している。
今国会中の意見集約を目指しているが、立憲の野田佳彦代表「まだまだ議論が必要」と話している。
そんな中、女性皇族が結婚後も皇室に残る案について進展がみられた。6日付で公表されたのが、先月17日の与野党会議の議事録。議題となった「女性皇族の婚姻後の配偶者と子どもの身分」について、女性皇族が婚姻後、家族は皇族の身分を持たない場合でも、国有財産である御用地での同居、公務など出張への同行の際の旅費などの支給のほか、警察の警備対象となるという政府側の見解が示された。
「現在16人まで皇族の数が減少している中、結婚に伴い皇室を出られることになる女性皇族が結婚後も皇室に残られる案について、与野党各党がおおむね賛同しています。今回、結婚後の家族の処遇について具体的な案が出てきたことで、注目されるのが天皇皇后両陛下の長女、愛子さまと秋篠宮家の次女、佳子さまのご結婚についてです」(皇室ジャーナリスト)