“現代の遊女”吉原のソープ嬢はNHK大河ドラマ『べらぼう』をどう見ている? 地元は特需に沸く
「『べらぼう』見てますね。でも小芝風花さんほど奇麗だと、お客さんが気後れするかもね。ナンバーワンになるのは愛嬌がある子。観光客? 結構来るんで〈見られてるみたいで、気まずい〉と話すお客さんもいますけど」と笑っていた。
「べらぼう」の地元視聴率は高そうだが、現代の遊女、当の吉原のソープ嬢は見ているのか。
「それ聞く?」とソープ経験があるという30代ホステスがこう明かす。
「私の場合は借金が理由だったけど、働いている時は心も体もヘトヘト。辞めたら即、忘れたい黒歴史、思い出したくもない。現実に引き戻されそうなドラマ、見るわけないと思いますよ」
風俗ライターの蛯名泰造氏も「確かにドラマを楽しむ余裕なんてないのでは」とこう続ける。
「ソープの店長に聞いた話ですが、面接では女性に『いつ辞めますか?』と尋ねるそうです。そこで『ずっと勤めます』と答える女性は、逆にすぐに辞める。『2年だけ頑張ります』などと期限を決めている女性は、短期間できっちりお金を稼いで、スパッと辞めるそうです。理由は家族や恋人の借金、医療費だったりしますが、必要なお金がつくれるまでは〈絶対に辞めない〉という相当な覚悟を持って働かないと続けられない、それだけ過酷な仕事なんです。ただ単に遊び金欲しさならパパ活するでしょう」
苦界は苦界か。