「ドトールのコーヒーはスタバよりも安い」は本当か?
■ドトールはコーヒー価格破壊の元祖
コーヒー全体の消費量は増えているものの、コンビニコーヒーの利用者が激増していることで、その煽りを店舗型のコーヒーショップが少なからず受けているという。
かつて町の喫茶店で1杯300円はしたコーヒーを、1980年のオープン当初1杯150円で提供したコーヒーチェーンのドトールコーヒー(現在は220円)も、近年はコンビニの参入が響き、2019年4月までの2年間の月次売上、客数ともに減少傾向にある。
1日3杯はコーヒーを飲むという30代会社員の女性は、「出先で仕事したりする際は店舗型のコーヒーチェーンが便利ですが、テイクアウトする場合はコンビニで買うようになりましたね」と話す。
各コーヒーチェーンは店内に電源やWi-Fi環境を用意し、パソコンやインターネットが使える環境を整えるほか、レギュラーメニュー以外にも季節メニューを増やしたり、過ごしやすい空間に改装したりと工夫を凝らしている。対コンビニだけでなく、コーヒーチェーン同士の競争も激しい。