「ドトールのコーヒーはスタバよりも安い」は本当か?
スタンダードタイプのコーヒーである「ブレンドコーヒー(ドトール)」と「ドリップコーヒー(スタバ)」の分量が近いサイズで検証。それぞれテイクアウトしてきたコーヒーの分量を量り、1mlあたりの金額を算出した。ただし、分量はお店でカップにコーヒーを入れる際、必ずしもぴったり一定になるとは限らないので、実際は多少の誤差があると考える。
まず、ドトールのブレンドコーヒー。計量したところ、サイズS(220円)が136ml、M(250円)が180ml、L(270円)が269ml(すべて税込)になった。1mlあたりSが1.62円、Mが1.39円、Lが1円になる。サイズが大きいほどお得なことがわかる。
一方のスタバのドリップコーヒーは、ショート(313円)が198ml、トール(356円)が298ml(ともに税込)だった。1mlあたりショートが1.58円、トールが1.19円。ドトール同様、サイズが大きくなるほどお得だ。
両者を比べると、まず、ドトールのMはスタバのショート、そして、Lはトールよりも量が少ないことがわかる。そして、サイズが大きくなるに従い、ドトールとスタバのmlあたりの金額差は縮まっていく。前出の女性が話すように、コーヒーに限っていえば、スタバのコーヒーが高くて、ドトールが特別安いわけではないことがわかった。
(取材・文/伊藤洋次)