自立の 川崎孝介代表(1)知育おもちゃのサブスクから障害者の“自立支援”まで

公開日: 更新日:

 小学校も高学年になると、さすがにお金を払わなければ買えないということは理解した。すると次は、大人相手に小芝居を打つようになった。

「欲しい商品の前で、倒れ込んだフリをするのです」

 心配した通りがかりの買い物客が声をかけてきたら、これが欲しいのだがお金がない。あまりの空腹で倒れてしまったのだと話すのだった。

「10人試して1人でも買ってくれればラッキーと思っていました」と、川崎氏は笑う。

 地元の公立中に進んだ川崎氏は、バスケットボール部に入部するも、半年で辞めてしまう。

「スポーツにはあまり興味が持てなかった。参加するしないは自由なはずの部活なのに、いやいやながら続けるのは意味がわからなかったんです」

 こうして帰宅部となった川崎氏だが、結構忙しい日々を送っていたという。小学生時代からハマっていた、仮面ライダーのフィギュア収集にのめり込んだのだ。

「千葉から東京にかけての大型玩具店、デパート、中古販売店などに、毎日のように片っ端から電話をかけていました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出