裏金事件で聴取 松野前長官「帳簿見たことない」は「政治とカネ」渦中の人物の常套句だった?

公開日: 更新日:

 自民党の最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が同派幹部の松野博一前官房長官(61)や座長の塩谷立元文部科学相(73)などの任意聴取を続けている。

 特捜部は、幹部が議員側へのキックバックによる裏金化の仕組みについて把握、指示していたのかや、派閥の政治資金収支報告書の不記載に関与したかなどを確認しているとみられる。

 そんな中、ネット上で疑問の声が上がったのが、約2年間にわたって事務総長を務めた松野氏が、「派閥の通帳すらほぼ見たことがなく、お金のことはわからない」と周囲に説明している、などと報じられたことだ。

《何も知らないで最大派閥の事務総長ができるのか。飲み会の幹事だってカネの流れを把握しなければ務まらないが》

《事務を取り仕切る立場の人間が「通帳をみたことがない。お金の流れも知らん」と。その人が官房長官って。なるほど、どうりで国民の現状を知らない政治をやるはず》

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