どうなる「辰巳天井」…能登半島地震と日航機衝突事故で波乱の大発会、値下がりは2年連続

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4万円超えか、3万円割れか?

 日経新聞(1日付朝刊)によると、主要企業の経営者20人のうち10人は今年中に史上最高値を付けると回答。4人が4万円の大台突破を予想していたが、大発会で下げた年は下げ相場になるジンクスもある。

 経済評論家の斎藤満氏はこう見る。

「日本市場の値動きを牽引する米国市場では昨年以降、ダウ平均株価は史上最高値を更新し続けていますが、S&P500やナスダック総合指数はそこまで上げていない。3指標すべてが史上最高値を更新する天国市場入りすれば、日本にも追い風が吹く。ただ、3月開始との見方が強まるFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げが後ろ倒しになれば、失望売りにつながり、高値を付けている反動で下げ幅は大きく広がりやすい。ウクライナ戦争やパレスチナ戦争の収束のメドが立たないこともドル売りを招き、裏を返せば円高になる。震災の影響などで24年1~3月期の実質GDPは3期連続マイナスに陥るリスクもある。マイナス成長で企業収益が上がることはない。日経平均株価は3万円割れ、下手をすれば2万6000円台まで下げる可能性があります」

 大地震や衝撃事故が一年のメタファーにならなきゃいいが……。

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