投機、投資、そして「第3の投資」とは…教科書的な知識だけでは大きな損失を生みかねない
投機と投資以外に第3の投資という概念があります。
投機とは短期的な価格変動だけを狙った取引で、投資とは長期間かけて利益を狙うことが一般の理解です。
しかし、実際には短期運用が投機で、長期運用が投資ということでもありません。
自分の頭で考えずに勧められるままに株、暗号資産・仮想通貨などを買うのは投機です。
全財産で株を買うのも投機です。
日本では1990年以降、株が20年以上の長期下落相場の時に株をコツコツ買うことは投機的です。
つまり、投機や投資という概念は、その時々の状況や本人の状態などによって変わってくるのです。
株の暴落や長期右肩下がりが見込まれる時に、株を長期保有するのは投資ではありません。
今はどういう時代なのか、今後、世界はどうなっていくか予測することが、とても大事です。
右肩上がりの経済なのか、右肩下がりの経済なのか、前提によって良いことが悪いことにもなるからです。