自民・萩生田光一前政調会長「裏金2700万円」に…見苦しすぎる「言い訳」連発の理由

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 自民党派閥のパーティー裏金事件を巡って、安倍派5人衆のひとり、萩生田光一前政調会長が見苦しい言い訳を連発している。2022年までの5年間で2700万円以上を裏金化していたことを明かし、「謹慎する」と言っていたのに、メディアやメルマガで発信しまくり。“オレは悪くない”と言わんばかりなのだ。

 5日に公開された「文藝春秋 電子版」の座談会記事「『派閥とカネ』本音で語る」に、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相と共に登場した萩生田氏。自らの裏金について、さまざまな報道が出たことを受け〈年末年始もこれだけ批判されてお詫びしてきたという点では、一定の社会的責任を受けたと思います〉と開き直った上で、こう続けている。

〈立件されなかったのに、検察が期待値を上げたことで『この人たちは悪いのに助かった』みたいに思われるのは、すごく理不尽な話です〉

 まるで、検察によって悪人に仕立て上げられたと言いたげである。

 2日付のメルマガの内容もヒドい。パー券販売ノルマ超過分を裏金化するスキームについて〈一体いつから始まった制度なのか? 何故記載しなくて良いという判断に至ったのか? 誰もがわからないままの(安倍派)解散に虚しさも感じます〉と書いている。確かに萩生田は事務総長経験者ではないから、スキームを知り得る立場ではなかったかもしれない。しかし、5人衆のひとりとして派閥の中枢幹部だった割に、不自然なくらい「他人事」だ。

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