「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?
「そもそも、金と比べると価値がずっと低い。投機の対象にもなりやすく、高騰や急落することがありハイリスクです。現在の高値も一時的な傾向の可能性があり、価格が上がっているからといって、手を出すのは危険です」
■それでも買うなら…
同じくプラチナも、金と比べると価値が低く(8日時点で1グラム5441円)、一般人の投資には向かないようだ。
やはり、買うなら金らしい。松島修氏は「まだまだチャンスはある」と、こう分析する。
「近年はドルの地位が低下し、基軸通貨の座を争う通貨戦争が加速している。そうした中、安全資産を求めて中央銀行間で金の争奪戦が過熱すれば、より金価格が跳ね上がる可能性がある。また、中国の経済が陰りを見せ、不動産につぎ込まれていたお金がダブついている。その資金が金を買う方向に行けば、まだまだ金価格は上昇するでしょう」
とはいえ、ここまで金が高騰してしまうとやや手を出しづらい……。