新入社員も利用する新ビジネス「退職代行サービス」が台頭するワケ

公開日: 更新日:

 人手不足が深刻な企業にとって新たな課題が持ち上がってきた。本人に代わり就職先の企業に退職を伝える「退職代行サービス」という新たなビジネスの台頭だ。

 現在、退職依頼の数が業界で最も多い「退職代行モームリ」(運営会社アルバトロス、東京・大田区)の谷本慎二代表が、GW後に退職代行の依頼は急増しているとこう言う。

「本日(5月13日)1日だけで167件の依頼がありました。すでに(午後1時半時点で)120件の退職が確定し、本日中に依頼されたすべての方が職を去られることになります」

 そして、167件の依頼のうち27件が新入社員だという。さらに5月1日から14日午後2時までの依頼は825件で、そのうち117件が新入社員というのだ。

 厚生労働省が昨年10月に公表した、2020年3月卒業の新規学卒就職者の離職状況では、就職後3年以内の大学卒の離職率は32.3%(1年目10.6%、2年目11.3%、3年目10.4%)。こうした中で注目されているのが退職代行会社なのだ。退職代行サービスを利用する理由を先の谷本氏がこう説明する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情