自民裏金議員ビクビク…“広瀬めぐみショック”で解散総選挙「10.27投開票」へ前倒し説
■自民党の都合でどんどん前倒し
しかし、自民党だけの都合で衆院選の日程をあれこれできるのか。「総裁選を『9月20日投開票』にすれば可能」と言うのは、ある政界関係者だ。
「新総裁選出後、新内閣の閣僚・党役員人事を巡る党内調整をやり、9月末に臨時国会を召集。首班指名選挙を経て組閣する。その後、10月第1週に所信表明演説などを行い、第2週の早い時期に解散に踏み切れば、『10月15日公示、27日投開票』は実現可能だ。ただ、総裁選が後ろにズレれば日程が窮屈になり、補選との同日選は難しくなる」
ポイントは新内閣発足後の会見で、新首相が10月第2週の解散を「事前表明」することだ。2021年の前回総裁選で勝った岸田は、10月4日の首相としての初会見で「10.14解散」を宣言。事実上、全国の選挙管理委員会に衆院選の準備期間を与える奇策を取り、「10.31投開票」を実現したのだった。
一方、裏金議員は戦々恐々だ。
「事件のほとぼりが冷めるまでの時間が少しでも欲しいのが本音。とりわけ、裏金2728万円の萩生田前政調会長は先月の都議補選の八王子市選挙区で、お膝元にもかかわらず子飼い候補が大惨敗した。本人は復権を期して地元回りを徹底している。まだまだ時間が欲しいはずです」(官邸事情通)