備蓄米放出でも政府はコメ価格を下げる気なし…識者が見解「相場を維持したい」思惑とは
店頭在庫の枯渇は消費者パニックも一因
令和6年産米の作況指数は101と不作でなかったにもかかわらず、なぜコメが出回らないのか。
「メディアでコメ不足が叫ばれ、消費者がパニックを起こして買いだめに走ったことも一因です。これによって、多くの業者が余剰在庫の確保に走り、近年見たことがない金額で取引され、それが店頭価格に影響しています。あるところにはあるので、備蓄米放出のタイミングでコメが市場に出回るはず。消費者は決して慌てないことです」(常本氏)
しかし、備蓄米放出で供給は増えるものの、政府からは相場を下げる意思が感じられないという。
「農家の所得が一定以上になれば農水省は補助金をカットできるので、今の相場を維持したいのがホンネではないでしょうか」(常本氏)
今年も結局、コメは安くならないようだ。
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一般的なコメが5キロ5000円も…価格高騰で「コメ転がし」マネーゲーム化の動きを、関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。
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