交渉の最終段階 ルーズベルトは日本側をあやす作戦に出た
甲案について、国務長官のハルは日本は三国同盟を死文化したらどうかと要求した。野村はそれをやんわりと拒否する。結局、日本は乙案をアメリカ側に提示した。11月20日のことである。少しは日本側が譲歩を示してきたと、ハルは受けとめるはずであった。確かにハルはそのような表情をしていると、…
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