コバホーク小林鷹之もう完全失速…総裁選出馬表明直後に「政治とカネ」問題発覚の“間の悪さ”

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「注目を集めるために、最初に名乗りをあげたのは正解だったと思う。でも結果的に、他の候補の踏み台というか、世論の風向きを見る道具にされてしまった。たとえば、コバホークが裏金議員を擁護して批判を浴びたのを見て、石破茂さんも河野太郎も裏金議員に厳しい態度を取っています」(自民党関係者)

■名前を売るはずが、マイナスイメージ拡大の大誤算

 もともと、勝敗は度外視、名前を売るための総裁選出馬だったが、マイナスイメージが広がったことは、小林本人も誤算だったようだ。

「出馬会見に若手24人が同席したのは、若手の代表という演出でした。ところが、24人のうち11人が安倍派出身、24人のうち7人が裏金づくりに関与し、うち4人が党から処分を受けている、ということに注目が集まってしまった。そのため『裏金議員の救世主』というレッテルが貼られてしまった。さらに、二階派に所属していたから、礼儀として『二階元幹事長に感謝している』と口にしたら、若いのに古いタイプと見られてしまった。想定外だったのは、当選同期で議員辞職した宮沢博行が『話を聞いていて、心に刺さらない、話が入ってこない、トップリーダーは“刺さる言葉”、これが必要なんです』と、コバホークのことをテレビで批評し、その評価がそれなりに広まっていることです。これまでは、東大卒、イケメン、高身長、『欠点がないのが欠点』と言われていたのにイメージが悪くなっています」(政界関係者)

 出馬会見がピークだった、ということか。

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