ミャンマー東部の特殊詐欺拠点で日本人の「かけ子」とリクルーターが重宝される特殊事情
日本人をタイに呼び出すだけで金が転がり込んだのだから、お尋ね者たちも笑いが止まらなかっただろう。
■詐欺拠点から日本人10人逃走か
ミャンマー東部の特殊詐欺拠点で25日、地元の少数民族武装勢力「国境警備隊(BGF)」が外国人保護のために捜索中、現場から多数の外国人が逃走した。日本人約10人が含まれていた可能性がある。武装勢力の関係者が明らかにした。
詐欺拠点は「KKパーク」などと呼ばれ、中国の犯罪組織が築いたとされる。偽の求人に応募して連行された人身売買被害者が約1万人、監禁されていたとみられる。BGFは1~2月に、これらの拠点から日本人少年2人を含む外国人約7000人を保護した。
しかし、保護された人の中に犯罪組織の関係者も紛れ込んでいる可能性も指摘されている。逃亡した日本人らが被害者なのか組織関係者なのか、今のところわかっていない。
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特殊詐欺の拠点からタイ警察によって保護された少年はSNSやオンラインゲームを通じて渡航を誘われ、犯罪に加担してしまったとみられている。SNSやオンラインゲームに潜む危険性とは? ●関連記事『【もっと読む】で詳報している。