面識ない男性をメッタ刺し、「誰でもよかった」と供述…21歳陸上自衛官の“不気味すぎる”殺意
どこまで本気で無差別大量殺人を実行するつもりだったのか──。
今月3日夜、京都市東山区のマンションで住人の無職、岡田好次郎さん(82)がメッタ刺しにされ、殺害された事件。府警捜査1課に殺人容疑で逮捕された陸上自衛官の水島千翔容疑者(21)は「(岡田さんと)面識はなく、誰でもよかった。今回逮捕されなければ、また人を殺すつもりだった」と供述しているという。
水島容疑者は3日午後7時55分ごろ、4階建てのマンションの前で帰宅した岡田さんの姿を見つけると、外付けの階段を上って追いかけ、2階と3階の踊り場付近で、岡田さんの背中を持っていた刃物で複数回、ブスッブスッと突き刺し、失血死させた。
刺し傷の一部は、心臓や肺まで達しており、強い殺意があったとみられる。岡田さんの遺体には抵抗した際にできる防御創はなく、一瞬にして殺害されたようだ。
犯行後、水島容疑者は階段を下りると、そのまま北に向かって歩いていった。岡田さんの部屋は無施錠だったが、室内に荒らされた形跡はなく、現金数万円が入った財布はそのまま残されていた。水島容疑者が岡田さんに狙いを定めてから現場を立ち去るまで、わずか10~15分の出来事だった。