面識ない男性をメッタ刺し、「誰でもよかった」と供述…21歳陸上自衛官の“不気味すぎる”殺意
水島容疑者は今月2日午前8時から4日午前0時まで勤務先の祝園分屯地に外出許可を申請。凶器となった刃渡り十数センチの文化包丁を居住していた祝園分屯地から持ち出し、リュックにしのばせていたことから、事前に休暇を利用して殺害計画を立てたとみられる。その上で「(相手に)反撃される可能性があるので、大柄な男性以外を狙った」とも話しており、確実に殺害できる相手を探していたのだろう。そこに現れたのが、岡田さんだった。
「岡田さんは事件直前まで外出していて、自宅から徒歩5分ほどのバス停で下車。ビニール傘を杖代わりにして、1人でマンションまで歩いて帰る姿が付近の防犯カメラに写っていた。映像には他に誰も写っていなかったことから、2人はマンションの前で偶然出くわし、水島容疑者が相手の体形を確認。岡田さんならいけると判断して、場当たり的な犯行に及んだ可能性も考えられる」(捜査事情通)
■新幹線で逃亡の大胆
水島容疑者は電車や新幹線を利用して上京。事件から1週間後の10日、東京・新橋の宿泊施設で身柄を捜査員に確保された。無差別殺人をほのめかしながら人目を避けることもなく東京まで逃亡し、宿泊施設に潜伏とは、あまりにも大胆。行き当たりばったりな犯行だった。
何の躊躇もなく、罪のない人間を巻き添えにする。こんな身勝手な自衛官と家の前で出くわしたばかりに、命を奪われた岡田さんが気の毒でならない。